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鬼怒川でブラックバス!?

先週(6月14日)は、鬼怒川と大谷川の合流点に行って来たけど・・・小さなヤマメが一匹だけ。

この日、釣り人は、僕の他にフライマンが2人。アユ師の姿はなく、どうやら、この場所まではまだアユの遡上はない模様。

ここまで来ると、さすがにまだ水は冷たくウェーディングすると体が冷えてくる。
下流の混雑を避けてここまで来たけど、ウーン・・・駄目だ!

だが素晴らしい渓相!間違いなく一級ポイントだ。

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しかしまだ上流までの遡上は早いと判断し、翌週の釣りは、また下流に戻ることに決めていた。

そして6月21日。
前の晩、ついつい多めにお酒を飲み過ぎたため、午前2時起床の予定が午前5時になってしまう。
「あ~、やっちゃった」と思ったが、慌てても仕方ないので、コーヒーを飲み、ご飯を食べてゆっくりと午前6時半ころ出発。

午前9時、桑島大橋のポイントに到着!
既にアユ師がかなりいる。

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だが、僕がやりたいポイントは空いていたので、無理なく入れた。

広い河原、たくさんの緑、そして水の匂い、小魚の群れ・・・
いつ来ても自然の中でロッドを振るのは、とても気持ちがイイものだ!!

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上流からアユ師が来たので、挨拶をして話をする。
「ヤマメはいるよ。先週、45cmのサクラマスがかかったヨ!ここは深くなっていて、底の岩盤の割れ目にサクラマスがついているから対岸を狙って、深く沈めてやった方がイイヨ!」と教えてくれた。何とも親切な人だ。
その人にお礼を言って、しばらくそこのポイントで粘るもアタリなし。
あの手この手で攻めるも、音信不通!!

「朝寝坊しているようじゃ、魚なんか釣れねぇよ!」と自分自身を戒めてみる。

しばらくして「モソッ」としたトラウトではないアタリがある。
何だろう?と思い、寄せてみる。何とブラックバスだ!!
どうしてブラックバスなんかいるんだろう?誰かが放流したに違いない。
漁協の方々が努力してアユやヤマメを増やそうとしているのに、その努力がムダになっちゃうじゃないか!
何て愚かな行為なんだろう?

考えると無性に腹が立ってきたが「ブラックバスには罪はないもんな~」と複雑な気持ちになる。

世間ではブラックバスを害魚扱いする。
「他の魚を食べてしまう」と非難する。
しかし、ブラックバスばかりが悪いのだろうか?
人間だって、一人では食べ切れなほどの魚を釣って持ち帰るではないか。
どこの釣場でもそうだ。いくら放流しても、魚が残らないのは、釣り人が必要以上の量を持ち帰るからだ。
それにブラックバスは、人間が勝手に放流した魚だ。
物言えぬ魚ばかりに罪をかぶせるのはどうかと疑問に思う。

この手の話は長くなってしまいそうなので、別の機会にまた書いてみたい。

結局、この日はブラックバスしかアタリがなかったわけだが、上記のようなことを改めて考えさせられて、ある意味、有意義な釣行であった。

釣り人も「バスのフリみて、我がフリ直せ!」だと思う。

僕みたいに、釣りが下手な人が増えると、魚ももっと増えるのになあ~。
負け惜しみだけど・・・。
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ヤマメを求めて(6月7日)

6月1日にアユが解禁になり、渓流はどこも混雑が予想される。
あちこちのショップに電話をして情報を聞くと、やはりこの時期、トラウト・アングラーは厳しい闘いを強いられるようだ。

鬼怒川はアユのメッカだし、場所取りでイヤな思いをするのもちょっと・・・。
うーん、困った。どうしよう?

そこでふとひらめいた。
「そうだ!去年の4月に行った福島県の木戸川はどうかな?」
去年はそこで60cmのイワナを釣った思い出のある川だ。

早速、情報収集をすると、小さいながらもコンスタントにヤマメやイワナが好調とのこと。
「よし、決まり!!」
ということで、福島県の木戸川に決定した。

午前11時に出発し、午後1時半木戸川到着。

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平日のせいか釣り人は見当たらない。
「去年来た時より、水は増えているな。いい感じだ!」

それにしても暑い。
外気温は27度である。

ウェーダーをはき、ベストを着ると汗ばんでくる。
流れに手を入れると、その冷たさが心地よい。

さっそく去年イワナを釣った大場所を攻めてみる。

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1時間ほど探りを入れるも、反応はない!
「ウーン、もっと沈めた方がイイかな?」と思い、シンキングミノー8gで探るも・・・
スプーン、スピナーも試してみてもダメ!
「よし!テンポ良く足で探って行こう!」
早めに見切りをつけて、どんどん釣り進んで行く。

溜まりでの反応は悪いので、瀬をていねいに流して行くと反応が出始めた。
4gのスピナーを流すとヤマメが釣れ出した。
とても元気が良く、スレがかりのヤマメもいるほどだ。
でもどれも10cmほどのチビばかり。

「うーん、今日はヤマメの塩焼きが食べたいのに」
サイズアップを目指して、釣り進んで行く。

今日はここぞ!というポイントでは今イチなので、普段なら見過ごしてしまいそうな流れに
ブレットン銀黒4gを流す。
すると一発で「カーン」と心地よいアタリ。
買ったばかりのホンナミロッド572ULが、きれいな20cm程のヤマメを連れてきてくれた。
「なんか、久し振りにトラウトの顔を見たな!嬉しいな!」

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自然とニヤニヤしてしまう。

「さて、もうちょっと頑張ろう!!」とさらに釣り進み、同サイズを2匹追加する。
気がつくと、結構上流まで来ていた。
時計は午後6時を少し回っていた。
「よし、今日は終わり!!」

もう頭の中はヤマメの塩焼きとビールでいっぱいだった。

自宅に帰り着き、さっそくヤマメを焼いてキンキンに冷えたビールで、一人宴会の始まりだ。
「ウーン、最高!」
自分の足で歩き、苦労して釣った魚は、本当にウマイものだ。

一匹の魚に出会うために、自分でどこまでも歩く。
「釣りとは本来そういうものだよな!」と一人、納得しながら、ビールを飲んだ。

今までボウズだったのは、そういう大切な事を俺に再確認させるために
神様が仕組んだのか?
それとも、やっぱり俺が下手なのか・・・。






プロフィール

キーナイキング

Author:キーナイキング
北海道生まれで、茨城県在住のトラウトオンリーのルアーフィッシャーマン。
前職はJRAの厩務員。

普段は東北(サクラマス)や地元・関東の河川でモンスターサイズを求めてさまよい歩く。最終的な目標は、こよなく愛する北海道でドリームサイズをキャッチすること。

厩務員の経験を生かして、馬のグルーミング(お手入れ)の仕事も始めました。
馬のグルーミング教室、及び、皆さまが所有されている愛馬の個別のお手入れも致します。

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