
そろそろキリシマにも何か仕事をしてもらおうと思い、グルームの育成をお願いした。
こんな穏やかな顔をしているが、なかなかの鬼教官かも?
今回、入学してきた生徒は1名。生徒は旭川出身の中年女性。藤女子大を出て現在、競馬ライターをやっている。
「中島みゆきは、同じ大学よ」 が密かな自慢である。

まずは、キリシマ先生に挨拶をして「よろしくお願いします」

まずはボロ拾いから教えてもらう。 「できるかな~」 心配そうな先生。

そして次は顔の手入れ。先生は顔をブラッシングされるのが大好きなようで 「お、そこそこ、なかなか上手いな」
満更でもない様子。



「なかなか筋がいいぞ!その感覚を忘れずに」

次は馬体の手入れ。ここで先生の激が飛ぶ 「おいおい、ブラシの目を立てるな!チクチクと痛いじゃないか。私の肌はお前と違ってデリケートなんだ!」

足元を手入れする生徒に不安そうな先生 「足元を手入れする時は必ず素手でやること。そして、熱感がないか?傷の有無をチェックするんだぞ!」

「そうそう、繋ぎの裏は常に汚れを落とし、濡れている場合はしっかりと水分を拭き取ること。そうしなければ「ケイクン」と言って、人間で言えばあかぎれのような状態になり、とても痛くなるんだ。しっかりと頼むよ」

慣れない手つきながらも一通りが終わり 「さあ、そろそろ寒くなってきたから馬服をきせて欲しい。馬服は必ず前から止めるんだよ」


キリシマノデシは小さいので、大きな馬の世話をするのは大変そう 「大丈夫かな?」心配そうな先生。

やっと終わりました。所要時間約40分。その間、先生は動くこともなくジッと耐えていてくれました。時には激も飛ばしましたが、終始、優しい眼差しで見守ってくださいました。先生、ありがとう! 弟子感謝!

キリシマノデシ と キリシマノホシ